Slack検索のコツ|from:やin:で商談の過去のやりとりを探す

「前回の打ち合わせで、先方は何部って言ってたっけ」「値引きの話、どのチャンネルでしたかな」。営業がSlackで探し物をする時間は、意外と長いものです。キーワードを1つ入れて検索すると結果が何百件も出て、結局スクロールで探すことになります。

Slackの検索は、いくつかの書き方を覚えるだけで、ぐっと絞れるようになります。この記事では、営業がよく使う探し方を、すぐ真似できる例と一緒に紹介します。

検索の基本操作

検索窓は画面の上にあります。⌘/Ctrl + G で検索窓に移れます。開いている会話の中だけを探したい時は ⌘/Ctrl + F です。

語を入れてEnterを押すと結果が出ます。結果の画面では「メッセージ」「ファイル」「チャンネル」などの種類を切り替えられ、「フィルター」から差出人やチャンネル、日付で絞り込めます。慣れないうちは、このフィルターを使うだけでも十分です。

営業がよく使う検索修飾子

検索窓に直接書ける「検索修飾子」を覚えると、フィルターを開く手間が省けます。営業でよく使うものを表にしました。

書き方意味例
from:差出人で絞る見積 from:@鈴木
in:チャンネルやDMで絞る納期 in:#ext-みどり商事
before: / after:日付の前後で絞る契約書 after:2026-09-01
on: / during:特定の日・月で絞る議事録 during:september
has:pinピン留めされた投稿だけhas:pin in:#ext-みどり商事
is:threadスレッドの中の投稿だけ値引き is:thread
"…"語順どおりに一致"11月1日から"
-その語を含まない見積 -社内

from: の後ろは、入力し始めると候補が出るので、そこから選ぶと確実です。in: も同じです。日付は 2026-09-01 のように年月日で書けます。

場面別の検索例

実際の場面に当てはめると、こんな使い方になります。

先方の担当者が言ったことを探す

部数 from:@田村 in:#ext-さくら印刷

差出人とチャンネルを両方指定すると、ほとんどの場合1画面に収まります。名前を思い出せない時は、in: だけで絞ってから語を変えていくのが早道です。

先月の商談の記録を探す

提案 in:#営業チーム during:september

during: は月や年で絞れます。「先月のあの件」という探し方に向いています。

決まったことだけを見る

取引先との共有チャンネルで、決定事項をピン留めする運用にしておくと、has:pin で一覧できます。「納期」「金額」「担当者」が決まったら、その投稿をピン留めする。これをチームの約束にしておくと、後から入ったメンバーへの引き継ぎも楽になります。

スレッドの中だけを探す

値引き is:thread in:#ext-みどり商事

交渉の細かいやりとりはスレッドで行われることが多いので、is:thread で絞ると見つかりやすくなります。

見つからない時に確かめること

検索しても出てこない時は、次の点を疑ってみてください。

  • 参加していないチャンネル(特にプライベートチャンネル)の投稿は出てこない
  • 無料プランでは、見られるのは直近90日分の履歴だけ。それより古い投稿は検索にも出ない
  • 表記ゆれ。「見積」「見積もり」「お見積り」で結果が変わることがあるので、書き方を変えて試す
  • 絞り込みすぎ。in: や日付の指定を1つずつ外すと見つかることがある

無料プランの90日の制限は、営業には特に効きます。半年前の見積もりの経緯を後から確かめたくなる場面は珍しくありません。大事な取り決めは、議事録やCRMなど、Slackの外にも残しておくと安心です。

検索しやすい書き方をチームで決める

探す側の工夫だけでなく、書く側の工夫でも、検索はずいぶん楽になります。営業チームで決めておくと効く約束を3つ挙げます。

  1. 案件のチャンネル名に社名を入れる(#ext-社名、#案件-社名-商品 など)
  2. 見積もり・契約・納期の連絡には、その語を本文に入れる(「添付します」だけで済ませない)
  3. 決まったことはピン留めする

複数のチャットをまとめて探すなら

取引先によってSlackとChatwork、Google Chatを使い分けていると、「あの話、どのツールだったかな」から探すことになります。Slackの検索はSlackの中しか探せません。

チャットマンションには、つないだサービスをまとめて探せる検索があります。語を入れると、Slack・Chatwork・Google Chatなどの会話から一致した投稿のある会話が並び、会話を開くと一致した投稿へ順に移動できます。from:名前 で差出人、@名前 でメンションに絞れ、サービスで絞り込むこともできます。探せるのは、チャットマンションがPCに取り込んだ投稿です。

チャットマンションで「見積」と検索した画面。SlackとChatworkの会話が並び、一致した投稿へ移動できる
サービスをまたいで検索し、一致した投稿へ移動(画面のデータは架空のものです)

まとめ

Slack検索は、from: と in: の2つを覚えるだけで別物になります。そこに日付と has:pin を足せば、営業の探し物の大半は片づきます。あとはチャンネル名とピン留めのルールを決めて、探しやすい状態を作っておきましょう。

検索修飾子の一覧は、Slackヘルプセンターの検索のページにあります。無料プランの履歴の制限はこちらで確認できます。